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令和5年度冬季講演会が開催されました

令和5年度冬季講演会が開催され、オフィスLic代表で、キャリアコンサルタントとしてご活躍の多保田恵美子先生を講師にお招きし、「学生の就活とキャリア形成支援の現状」というテーマでご講演いただきました。


元旦早々に「能登半島地震」が発生し、大変な年のはじめとなりました。震源に近く、被害が特に大きかった奥能登地域を中心に多くの方が罹災され、復旧・復興にはまだ長い期間がかかると見込まれています。

 

この地震では多くの企業がその施設や設備に被害を受け、いまだに混乱が続いているところも多くあります。けれども企業にとって一番の資産である人材の採用については、このような時期でも停滞させることができません。当協議会としても、会員企業の新規学卒者の採用活動をご支援するために、今年も様々な事業を実施してまいります。

 

そのため今年は恒例の「新年講演会・懇親会」を、こうした厳しい時期にあたっての新規学卒者の採用活動のための情報交換の場として、「冬季講演会・情報交換会」として開催いたしました。

講師の多保田先生からは、企業や組織が求める人材を意識して学生や若年者の就職支援・人材育成に携わってこられたご経験から、実際に学生を送り出す立場としての現場の取り組みや、「今どきの若いモン」と呼ばれる若年者の採用と育成に関する課題についてお話をしていただきました。

 

とくにこれから企業が採用する学生は、その高校生活、あるいは大学生活のほぼすべての期間を新型コロナウイルスの感染対策の下で過ごしたため、コロナ以前の新規学卒者以上に他者とのコミュニケーションが苦手であり、それを踏まえて採用活動・人材育成を行っていく必要があるとのご指摘を頂き、参加者も真剣に耳を傾けていました。

 

そして講演会終了後は会場を別室に移し、先の見通せない経済状況、また地震による地域経済への影響や新規学卒者の採用活動等、情報交換会を開催しました。

開会にあたっての当協議会・小林会長の開会挨拶、そして金沢市労働政策課の中西課長の乾杯のご挨拶では、いずれもこの大変な時期だからこそ、被災地の皆さんに心を寄せながらも、地域経済の担い手としての企業活動、経済活動を進めていくことの大切さに触れておられました。

 

また情報交換会終了後の閉会挨拶では、自らも被災地である奥能登地域のご出身である丹羽副会長がご登壇。能登の皆さんを励まし、また会員企業の採用活動を応援する意味で「ガンバロー!」とエールが送られ、盛況のうちに情報交換会を終えることができました。